『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会〈その1~3〉』田中啓文(講談社)読了

『QED』シリーズのオチがダジャレになったような感じ。とkにかくメチャクチャだけど、メチャクチャすぎて許せる類。

PC『Summer Pockets』プレイ

なにかの記事でKeyの新作が6月に出ていたことを知ってビックリ。積極的に集めにいかないと、このあたりの情報は入ってこないんだなあと少し反省しながらさっそくプレイ。

しろはルートクリア。まず全般的な話として、相変わらずキャラの造型がすばらしい。個性的でありつつもヘンになりすぎず魅力的にするさじ加減も向上している気がする。しろはも今までのギャルゲにはあまりいなかったタイプに思うが、それでも正統派ヒロインしていて実に上手だなと。ストーリィとしても青春王道モノだった。が、ファンタジィ要素が垣間見えたので、このあたりがどう展開していくのか楽しみ。

『SILENT WORLD』ごぉ(KADOKAWA / アスキー・メディアワークス)読了

完全に『ISLAND』と同じ世界観。判りやすくおもしろい。本編のみで終わっていたら物悲しい余韻を残す一般的(従来的?)な構成だったかと思うんだけど、Extraがあるところが今風。蛇足と捉える向きもあるかもしれないが、個人的には嫌いじゃないどころか続きが読みたくなった。

なお『ひまわり』が同じ世界観だというのを初めて知った。『ひまわり』は途中でほっぽりだしてるので、再プレイするいい機会かもしれない。

PC『ISLAND』プレイ

Re:クリア。コンプリート。以下ネタバレ全開で感想。

『AIR』かと思っていたら『DESIRE』だったでござる――というのがコンプリート後、最初の感想。まあ『DESIRE』では過去に行ってるけど、『ISLAND』では常に未来に行ってるといった違いはあれど(それって珍しいといえばそうなんだけど、個人的には本質的ではない気がする)、螺旋を描きながら運命を切り拓こうとする作品のエッセンスはかなり共通していたと思う。ティナとマルチナ、リンネと凛音というギミックも似てる部分があるし。

そんなわけで(?)ストーリィ的にはそれほど大きな感銘はなかったんだけど、キャラは非常に魅力的だったと思う。デレ多めにちょっとSの凛音、典型的ツンデレキャラの夏蓮(ツインテイルだもなあ……)、紗羅は……ちょっと怖いのでパスするとして、無辺の包容力を持つ玖音(彼女とはメモで会話するんだけど、語尾に常にハートマークがついてる。あれ、すごくいいので法制化とかできませんかね。刺々しいやり取りも絶対和むよ。「は、何言ってんの♡」「お前が悪いんやろ♡」)、エトセトラエトセトラ。声優陣の配役、そして演技もよかったし、キャラゲーとしてやった価値はあった。

ストーリィとして気になったのは、やっぱ「バタフライ・エフェクト」エンド。あれが螺旋を抜けた世界ってことなのかね??

PC『ISLAND』プレイ

人気が高いエピソードと聞いていた冬編クリア。あまりにも都合よすぎる可愛すぎるリンネと、終末感漂う世界設定で人気もさもありなんという感じ。ただこれ、伏線回収された際にカタルシスあるのかなという疑問が多少……。なお、今のところ全体的な流れは『AIR』っぽい(もっと適切なタイトルもありそうだが思いつかない)が、判りやすいハッピィエンドになりそうな気がする、なんとなく。

これが凛音エンド……かな。まだすべての謎は解けず。