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映画『天地明察』鑑賞

いやー、驚いた。

歴史に刻まれた出来事の合間合間を見事に飛翔して一大エンターテイメントに仕上げたってのが原作の素晴らしさなのに、それを見事にスポイルしてくれた(まさか山崎闇斎先生があんなことになるとは(笑)。……あれは史実じゃないよな?(笑))。

スタッフロールの最後に出た「この映画って原作を元にしてるけど、史実と違うところもあるよ。てへぺろ~☆」というテロップももはや怒りに火を注ぐだけ(笑)。

……まあいい。いや、よくないけど、一万歩譲ってそこは眼を瞑るとしよう。っが、しかし! ヒロインの「えん」。これはどう考えても許容範囲外だよね。あの江戸時代最強のツンデレっぷりはどこへ行ったの!? っていうぐらい「ちょっとしっかりした娘さん」になり下がってる。もうこの時点でこの映画は評価できません。監督・脚本家は「えん」の描き方のオタクっぽさが嫌だったのかねえ。

原作では駆け足になった後半部分を比較的長めの尺取ってたけど、これも腑抜けた「えん」とのラヴストーリィを描くためだったからな。

まあ映画なんて見ずに原作読め、というのが結論。

2012-09-24のニュース

2012-09-21のニュース

『われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る』米長邦雄(中央公論社)読了

米長永世棋聖VSボンクラーズ。この一戦には非常に興味を持っていたので、ニコ生での中継も見たし、いろんな記事も読んだ。そんな情報を追ってた身からすると、さほど目新しい話はなかったけど、この一戦をまとめたものとしては非常に判りやすかった。

ただ、ひとつ驚きだったのは、米長さん自身が、将来におけるコンピュータの優位を完全無欠・確実なものと認識していたこと。少なくとも心のなかでは「コンピュータが進歩しても(苦しいことは間違いないが)人間にも勝っていける道はある」という思いを持ってるのかと思ってたから。

個人的にこれは非常に健全な姿勢だと思う。この点を直視しておかないと、将棋にとってもコンピュータにとってもいびつな事態が起こりかねない。走るのが自動車に負けたって人間同士の競走に意味がなくなるわけじゃないんだから、人間がコンピュータに負けることだって、ひとつのメルクマールとして捉えればいいと思う。

とはいえ、遠い未来、二人零和有限確定完全情報ゲームとして将棋が完全に解析されたとすると……はたしてその先に何があるのか。これは難しい問題だよねえ……。

『統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?』門倉貴史(光文社)読了

統計には意識的・無意識的なバイアスが多々あるという当たり前の話がさまざまな観点から書かれている。

誰がどういう意図でその統計を出してるのかっていうところも見ざるをえないよね。

『使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理』小島寛之(筑摩書房)読了

経済学の数学的アプローチはこういうものなんだと、今さらながら物を知らなかったことにちょっとショックを受けた。

ショケ期待値とか知らなかったよなあ……。あとはセンの著作も読んどかなきゃいけないな、とか。

そしてケインズ。一般的なマクロ経済学の入門書でしか知らなかったけど、この人相当先進的な考え方をしてたんだな。『雇用・利子および貨幣の一般理論』も読まないといけないよね……。

とまあ反省ばっかさせられる本だった。