ゾディアック(黄道十二宮)をテーマにした12編の短篇集。
どの短編も、それぞれテーマとなっている星座の由来などを絡めたプロットとなっている。総じて水準は高く(当然ながらその中で出来不出来はあるが)、なによりすべてパズラーの枠内で仕上げた手腕には拍手を送りたい。
ゾディアック(黄道十二宮)をテーマにした12編の短篇集。
どの短編も、それぞれテーマとなっている星座の由来などを絡めたプロットとなっている。総じて水準は高く(当然ながらその中で出来不出来はあるが)、なによりすべてパズラーの枠内で仕上げた手腕には拍手を送りたい。
久しぶりに読む法月さんの本。
SFともミステリィとも評論ともつかぬなんとも奇妙な手触り。が、ミステリィ(特に海外)の素養がある人間にとっては、非常に楽しめる作品であると思う。
表題となっている「ノックス・マシン」は、まあオチは途中で判るものの、ユニークな設定と衒学的な文章でけむにまこうとするところなんかはニヤニヤしながら読んでしまったし、「引き立て役倶楽部の陰謀」の登場キャラクター(正直知らないキャラも多いが)の造形も楽しませてもらえた。
「バベルの牢獄」の現代小説っぽさにはいまひとつ馴染めなかったが、「論理蒸発――ノックス・マシン2」のまたもやトンデモな理論には再びニヤつかせてもらった。それにもうだいぶ忘れてしまった『シャム双子の謎』『九尾の猫』を読み返したいとも思わされた。
正直、おもしろくない人にはまったくおもしろさが判らないだろうというのは想像がつく。が、俺は満足させてもらえた。
もう何年前だったか。俺が最初に聞いた江戸しぐさは「傘かしげ」だった。まったく疑うこともなく、へえ、江戸時代にはそういう心遣いがあったのかと感心した記憶がある。
それからしばらくして、江戸しぐさというものが胡乱極まりないことを知り、おおいに恥じ入った。
が、こういったことはおそらく他にもあるんだろう。自分にとってそこまで重要ではない、が、ちょっと興味を惹かれ、また、なるほどと感じるような、そして、自分にとって心地よい(都合がよい)事実をいとも簡単に受け入れてしまうのは、俺に限ったことではないだろうと思う。
ここ数年、江戸しぐさが教育現場でも取り上げられるようになったと聞き、自らの失態もあっておおいに危惧していたところで、江戸しぐさを真っ向否定する本書が上梓された。
これは読まない手はないと、このたび読了したわけだが、想像以上に実りが大きかった。
まず、一般に流布しているもの以外の江戸しぐさにはとんでもないものも相当数あるということを知った。本書のセクション名で挙げてみる。
推して知るべし。
次に江戸っ子狩りのトンデモ具合。江戸しぐさが文献に残っていないことについての説明だが、よくもまあこれで通じると思ったものだ。
そしてここからが『江戸しぐさの***正体***』というタイトルの真骨頂だったんだが、本書が紐解いた歴史によれば、もともと江戸しぐさとは、芝三光という人物が、本人の倫理観や欧米のマナーをもとに、理想の「江戸」に仮託して語った「思想」だったと。だから芝本人としては、一つ一つのしぐさがマニュアル化されることを嫌ってたし、それが書籍化(文献化)されることも嫌がってた。
ところがその弟子の越川、桐山という人物らが(特に芝の死後)それらをマニュアル化し、たまたま時代の要請に応えるものであったため、ここまで大きくなったんだと。
これは今までまったく知らなかった江戸しぐさの歴史で、かつ大きくうなずけるものだった。
また、江戸しぐさのUFOや偽史(『東日流外三郡誌』等)や、教育現場に蔓延する(した・しかけた)EM菌や水からの伝言との類似性という指摘もさもありなんという感じ。
そして、結論としてあった江戸しぐさの教育現場から追放すべきという話は、本書を読んだまともな人間なら同意しないことはないだろう(と思いたい)。
トンデモがトンデモとして正しく扱われますように……。
TVアニメが始まったこの作品。評価は高いようなのでプレイし始めてみた。
大学っぽい高校とか、ミョーに能力が高い学生たちとかに若干のうさんくささと引っかかりは覚えるものの、あえてそのあたりから目をそらしてみれば、キャラはどれもいい娘(に限らないが)ばかりで、立っている。このあたりが魅力なんだろう。
白崎つぐみエンド。メインヒロイン。いい娘ぞろいの本作品のヒロインたちの中でも群を抜く「いい娘」。はっきり言ってしまうとそれ以上でもないんだが、そのいい娘度合いだけで全編持たせてしまう。いい娘である。
望月真帆エンド。生徒会長。サブキャラながら有能なキャラ好きの俺にとってはかなり好きなキャラ。一途で純粋なところもあってそれがまた好感度アップに。
なお、現時点で他に気になってるキャラは、玉藻、佳奈すけ、小太刀。