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2012-05-24のニュース

『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待』佐藤克文(光文社)読了

データロガーを動物に装着することで、その生態を明らかにしていくという「バイオロギングサイエンス」。

この新しい学問で得られた知見を、筆者の体験をもとに判りやすく楽しく解説している。

こういった書籍は、最前線の科学に触れられることもさることながら、どのような工夫で研究を行うかという記述が興味深い。ハイテクの塊と思われるような分野でも、壁を打破した方法が意外なほどアナログであったというケースは多い。

天才による閃きだけが扉を開くのではない(たゆまぬ努力は必要!)ということは、なんとなく気分をおもしろくさせてくれる。

本日感動したアイマス関連動画

ニコニコ動画のプレイヤー埋め込みを試しがてら、本日感動したアイマス関連動画を。

以前からステップがすごいという話を聞いていた6th Liveでの沼倉さんの「TRIAL DANCE」。

激しいダンスを想像してたので期待を裏切られた……と思いきや! とてつもない色気の表情とダンス。そしてダンスしつつ生でありながら半端ない安定感の歌。

以前から美人で歌も安定してるとは思ってたが、ライヴの場で圧倒的な力を見せつけられた。すごいですねの一言。

歌が安定しているといえば下田さんもそのクチ。しかしこの動画で驚くべきはファルセット。何も知らずに油断しながら聞いていたらとんでもないファルセットが飛び出して思わず鳥肌。何回も聞きなおしてしまった。ホントこの人のポテンシャルもすごい。

声優もバカにしたもんではないです。

2012-05-23のニュース

『天地明察』冲方丁(角川書店)読了

史実の間を想像で紡ぎ、惹きつける物語とする、まさしく正しい時代小説。

日本史の授業で項目として覚えただけの授時暦、貞享暦、渋川春海がいきいきと蘇り、あまつさえ尊敬する和算の大天才関孝和(俺が持ってるイメージとは違う人物造形だったが)と運命の糸を交わらせるところなんかは興奮を超えて作者に感謝の念すら覚える。

天下の一大事業ではあるが一見地味な改暦というテーマを、かくも魅力的なエンターテインメントに仕上げた作者の努力と力量には頭を垂れるほかない。

そして、そのストーリーテリングもさることながら、多彩なキャラクターの魅力も素晴らしい。特にえん。(ラノベで培われた?)そのツンぶりは豪速球。全編通してデレるのが1か所だけというのもポイントが高い(笑)。

唯一残念といえるのは、第6章5節以降。改暦に至るまでの出来事としても肉厚であり、また、春海のそれまでとは違う一面(実直一辺倒だった男が改暦に執念を燃やし、搦め手からも闘う)を描けたであろうに、淡々とまとめてしまっている。

その直前に起承転結の転を持ってきているので、まとめに入ったということかもしれないが、いかにもあっさりとしていてもったいなく(物足りなく)感じた。

とはいえ一級品のエンターテインメント作品であることは間違いなし。心から拍手を送りたい。