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『筋肉の神マッスル 1~2』佐藤ケイ(アスキー・メディアワークス)読了

タイトルといいコンセプトといい、キャッチー。

しかし、惜しむらくは内容があまりにもマニアックさに欠けていること。「筋肉」と「おっぱい」が二本柱だが、そのいずれもマニアックさの欠片も感じられない。

少なくとも筋肉に関して、筆者には知識があるようなんだから、もっともっと変態的なほど筋肉を押せばよかったのに。……まあ商業的な判断から見送られた可能性はあるわな(笑)。

ストーリィ展開は標準的なラノベレヴェルで特筆すべき点はなし。ただ、艶乃神(これ、アデノシンって読むんだぜ?(笑))のキャラはかわいい。

まあ次巻以降はもっと筋肉をってとこだな。

『萌えよ!戦車学校』『萌えよ!戦車学校 II型』田村尚也、野上武志(イカロス出版)読了

ひょんなことから入手したので読んでみた。

続刊もあるようだけど、2巻まででは、戦車の一般知識、それにおおむね第二次大戦までの戦車の歴史と戦術概略が書かれていた。

特に2巻になってからは、歴史的な戦車の個別のプロフィール的なものも多かったが、このあたりあまり興味が無いので退屈だった。現代の兵器についてなら興味はあるんだけど……。

まあ個人的にあまり進んで触れていくことのない分野の話なのでそれなりにはおもしろかった(いや、傾斜装甲とか避弾径始とかAPFSDSとか爆発反応装甲とかは知ってるよ、さすがに)。

続きを手に入れられたら読んでみたいが、まあ……ムリかな。

『新世界より』貴志祐介(講談社)読了

物語の語り口は実に心地よく、幼年期・少年期・青年期の心の動きが繊細に表現されており好感が持てた(みんなちょっと賢すぎるきらいはあるけど)。

が、本書の世界観自体は吐き気を催すほどグロテスク。さらに、一歩離れて眺めると、そのグロテスクさを冷笑するかのように書いているようにも見える。(少なくとも世界観のグロテスクさは)もちろん作者の意図したところなんだろうけど、個人的にはあまり相容れないし、何度も読み返そうという気がしない(今のところ……)。

というか、本書の設定にはツッコむところも多いはずで、超能力の抑制にはその方法しかなかったのかという根本的なところからしてすでに疑義を呈することは簡単なんだけど、その気力すら失せてしまう。

あまり気持ちいいものではないけれど、爽やかさとグロテスクさが奇妙に入り混じった不思議な感覚は、一度味わってみても損はないんじゃなかろうか。

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