こちらは(いわゆる)靖国肯定派のアツい思いがつまった本とでも言おうか。
正直俺から見ると、事実関係の理解(解釈というべきか)が無理矢理・トンデモに感じるところが多かったんだが、ただその中でも一本筋が通っていて同意できる、といったところも散見された。なんというかまさに戦中の日本人、といったところか。
靖国問題の大きなファクターとして、戦中、「お国のために」「靖国で会おう」と言って死んでいった人々の遺族感情がある。もちろんそれはそういった「装置」に騙され、洗脳されていたわけだが、靖国に祀られて神になったと自らを慰めていた人たちの感情を抜きにして靖国を語ることはできない。そして、本書はそういった人たちの感情のいくらかを代弁しているところが奥深くに感じられ(実は直接的にはそれほどではない)、論理はトンデモでも、そういう意味でも読んだ意義があったかなと感じられた。