『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 1~8』榊一郎(講談社)読了

アニメを見た友人の評価が高かったので読んでみた。

う~ん、なんというか……。「まったく価値観の違う異世界にオタク文化を国家事業として持ち込む」というコンセプトは非常によいと思う。

事実、オタク差別と異世界での人種差別、とか文化による侵略行為とか掘り下げられそうなネタが次々と出てくるんだけど、どれもこれも甘いフォーカスのままで〆ている。さらに物語のディテールも適当。そしてどうもこれ、意図的にやってるみたいなんだよな。描き切るイメージがないからなのか、それが筆者の「ラノベ」だからなのか判らないけど、いずれにせよこれが筆者の「リアリティ」で、それが支持されてるんだろう。

『はたらく魔王さま!』のように曲がりなりにも正面から描いたほうが骨太な物語になったのにと思うと残念。そのライトさが人気の理由になってる(かも)ということも判るんだけど……。

しかし最近ミュセルみたいな控え目ヒロインは珍しくて逆に新鮮。

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