『遠まわりする雛』米澤穂信(角川書店)読了

短篇集。白眉は表題作の「遠まわりする雛」。千反田の十二単姿を見た奉太郎の反応、そしてラストの二人の会話。ザ・青春小説とも言うべきこの甘酸っぱさこそ本シリーズのエッセンスだろう。このあたりのシーンは京アニがどう料理するのかぜひとも映像で見てみたい(お約束の演出として浮かぶのは、わずかにけぶるような画面効果のもと、ゆっくりと目前を斜めに横切る千反田、画面転換して奉太郎の呆けた顔、といった感じか? 当然見たいのはありきたりでないものだ!)が、アニメがどこまでやるかだな。

あ、あと蛇足ではあるが、ミステリとしてはいつものごとく。

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