年代別の人口がどのように推移するかをグラフに描き(コーホート図)、その結果から地域の特性・問題点を把握し、人口減少・活気減退に悩む都市の処方箋とするというのが本書の主旨(だと思う)。とはいえ正直タイトルは「釣り」といっていいだろう。
最初に出てくる例は大変鮮やかでなるほどと唸らされるが、ページが進むにつれだんだんグダグダになっていき、拡散したまま終わる。
ただ、年代別人口の推移というのは重要な話だと思うけど、意外に見落とされている気もする。そこで俺もH17、H22の国勢調査を使って、地元のコーホート図を描いてみた(データの検索からグラフ作成まで所要時間は10分ほど)ところ、15~19、20~24の年代で急激に人口が増え、25~29で激減、その後は55~59までの年代で少し増えている、といった格好。
地元には大きな大学のキャンパスがあるので学生が流入。卒業と同時に就職のため他の地方へ行き人口が減るが、子育て世代がまた流入してくる――。非常に判りやすい話だった。