本書で多方面から主張される戦争に勝ってはいけない理由について、いったいどういう意味なんだろうと首をひねりながら読んでたんだけど、この本自体が大いなる皮肉だということがしばらくしてからやっと判った。
それからはバカバカしい「勝ってはいけない理由」の中に込められた戦争そのもののバカバカしさを楽しむ簡単なお仕事だった。最後の方から少しだけ引用しておく。
兵士を捕虜収容所に送ったところで、敗北のための任務は完了する。部隊が降伏して、兵士たちが捕虜収容所に入ったら、軍隊は崩壊する。軍隊が消えれば、敗北を含むあらゆる軍事的な問題も、もはや存在しなくなるだろう。
なお、作者は元テロリストだそうだ。