おそらくこのシリーズなんかが、従来のラノベと文芸書の境界線上にできてきた新しいカテゴリに位置するんだろうな。古書をめぐるちょっとペダンティック、ちょっとミステリ、ちょっとハートフル、ちょっと青春――。
いずれの要素もなかなかバランスよくまとまっており、テンポよく読める。ゴミのようなラノベに比べれば非常に良質。作りがラノベでもこういう書籍が増えていけば、総体的には喜ばしいことなんじゃないか。
各巻で数冊ずつ、計十数冊の書籍が取り上げられてるんだけど、そのうち読んだことがあったのが、ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』だけ。もちろんそれほど「一般的」でない書籍が選ばれてはいるんだろうけど、にしてもなあ……。おまけに『たんぽぽ娘』読んだのだって『CLANNAD』からだし(笑)。