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どう旅2017(広島編)

2017年の『どう旅』は広島。かんたんにまとめておく。


8/4(金)


うだるような暑さの中、午前中出発。

旅のメインは広島だが、8/5に大山登山してから広島入りするため山陰方面へ。その途中、『おにあた』でも紹介された「十割そば処 山獲」に立ち寄る。評判の店なので、混雑を懸念していたが、開店直後に着いてみるとほかに客はなし。古民家風の建物は天井が高く、中に入ると涼しく気持ちがよい。大きく開け放たれた縁側近くの席に座っていると、目の前に広がる田舎の風景も相まって実にのんびりする。しばらく待っていると、まずは鹿・鶏・猪の炭火焼き三種盛が到着。

十割そば処 山獲 炭火焼き

さっそく焼いてみると、鹿の旨味がすごい(会計時にご主人に伺ったところ、この時期の鹿は栄養を蓄えていて美味で、夏は猪よりオススメとのこと)。ちょっと食べたことのないレヴェルの肉にうなっていると、蕎麦も到着。

十割そば処 山獲 蕎麦

こちらも蕎麦殻まで混ぜ込まれた見た目から判るとおりの香りの強さと食感には驚き。この蕎麦にはつゆより塩が合う。十分に堪能して店を出る。

その後はひたすら走り、夕方ごろ「米子ワシントンホテルプラザ」にチェックイン。

夕食については特に考えていなかったが、Webで探した結果、寿司にしようということで、回転寿司の「すし弁慶 道笑町店」に向かう。これが大当たり。価格帯としては「にぎり長次郎」より若干安めに位置すると思われるが、クウォリティとしては同等かそれ以上。ネタの味もサケで出汁をとったラーメンもすべて美味い。思わず食べ過ぎそうになるが、翌日、登山を控えているため14皿で自重し、3,740円。うーん、リーズナブル。近くにできてほしいと満足しながらホテルに帰り就寝。


8/5(土)


大山登山の日。登山口へはホテルから車で30分ほど。着いてみると、さすがに人気の山だけあって、登山口近くの駐車場は満車。大山情報館へ駐車し、登山開始。

台風が近づいているが、この日は好天。観光登山の山で夏休みでもあるので、子どもたち含め人もかなり多い。正直、登る山としてはおもしろみに欠けるが、装備もウルトラライト系で揃えたため、従来と比較し、かなり軽め(7~8kg程度か)で、足取りも軽く淡々と登っていき、午前中に山頂へ。

大山からの眺望

雲海や日本海を眺め、昼食を摂ってから行者谷別れルートで下山。途中大山から流れ出ている小川を渡渉したが、水がぬるくて少々ガッカリ。

下山後は「豪円湯院」にて汗を流す。380円にもかかわらず立派な施設でたいへんありがたい。間違いなく大山登山後の定番といえる。

さっぱりした後は、宿泊場所の「ホテルアクティブ!広島」に向かう。順調に走っていたが、広島市中心部に入ったところで、翌日のためガソリン給油しようとするもなかなかスタンドが見つけられず、かなりギリギリの状態に陥ったが、なんとか見つけられ給油。その後ホテルにチェックイン。

夕食は、事前にリサーチしていた「肉バルEG 袋町店」へ。予約していなかったが、なんとかカウンター2人を確保してもらい入店。オシャレなバルだが、それほど気取った感じがなく意外と敷居は低い。スタッフも若く活気があり、雰囲気は悪くない。キッチンのオペレイションも効率よく、混雑にも関わらず次々と注文した品が出てくる。味も標準以上で、看板商品の熟成肉のコストパフォーマンスも高い。満足して退店し、ホテルに戻って就寝。


8/6(日)


この日は、朝から呉の自衛隊艦艇一般公開に向かう。台風のため、自衛隊の広報が出払っており艦艇に乗艦はできず、桟橋からの見学。とはいえかなりの迫力。

護衛艦かが/呉の自衛隊艦艇一般公開

特に案内等はなく、自分で見たいところを見るというスタイルであちこち歩き回り、入ってはいけないところに入ろうとして注意されたりもしながら見学終了。

その後向かったのは「大和ミュージアム」。ミュージアムの中心には、シンボルとも言える10分の1戦艦大和。精巧さと迫力は見事。

10分の1戦艦大和/大和ミュージアム

ただ、このミュージアムは、戦艦大和についてよりも軍港としての呉の歴史や、日中戦争~太平洋戦争にかけての歴史などについてのほうが比重が高い。まあ進水後の大和の『活躍』を考えれば仕方ないことではあるが、ハイライト(……)である坊ノ岬沖海戦についてもさほど詳細がなかったのは個人的には残念だった。また、戦争の歴史において、ウソはつかないが、日本が悪いと受け止められるような表現を極力避ける、あるいは触れないという姿勢が徹底されているなという印象は受けた。まあそういうところなんだろう。

次に向かったのは「てつのくじら館」。無料の施設で特に期待していなかったが、実はここがダークホースだった。潜水艦と掃海を展示するというマニアックな施設ながら、そのマニアックさが実に楽しく興味深い。そして極めつけは、潜水艦あきしおの体験。実物の潜水艦を体感できるという貴重な経験。潜望鏡も覗けたんだが、レンズの高性能さがスゴい。意外だったのは艦内の大きさ。もっと狭いかと思っていたが、ずいぶん大きく感じた。見るものすべてがおもしろく、正直、個人的には「大和ミュージアム」よりオススメ。

そうこうしているうちに昼も回ったので、「呉ハイカラ食堂」にて昼食。名物のテッパンカレーは売り切れだったため、潜水艦カレーを食す。俺の好みからすると少々甘かった。

昼食を終え、さてこれからどうするかと思案。当初は翌日SUP~宮島観光~広島平和記念資料館という予定だったが、台風接近のため、SUPについては、ガイドさんと相談の上、翌日は中止し、可能であれば最終日8/8の午前に、という話になっており、予定を組み直す必要が出ていた。2人で検討の結果、今日中に宮島に行っておこうと決め、急遽向かう。

宮島口まで車を走らせ、駐車後フェリーに乗船し宮島に上陸。かなり遅めの時間になっているため、どんどん人が帰っていくので、なんとなく若干の焦りを感じながら「厳島神社」へ急ぐと、大鳥居が見えてくる。

厳島神社の大鳥居

ちょうど干潮で、大鳥居の根本まで歩ける。なかなか大きいなと見上げてから社殿へ向かう。小学生低学年のころ、訪れているはずだけどまったく記憶にない――と思っていたが、実際に入っていくとおぼろげながら見たことがあるようなないような……。まあ単にガイドブックやTVで見たのかもしれない。社殿に入っていくが、いかんせん潮が引いているもので、厳島神社らしさはあまりない。とはいえ立派なもの。

ひと通り見て回り、表参道商店街を通って帰る。もみまんの食べ歩きもしたいとか思っていたが、台風により徐々に強まる雨足と、閉店に近づく店の雰囲気でなんとなくゆっくりする気にもなれず帰路に。広島市内に予約しておいた「ホテル法華クラブ広島」にチェックイン。

ひと休み後、夕食へ。魚介系居酒屋の「人有喜 蔵」を第1候補にしていたが、電話してもつながらないので、直接店舗に向かう。が、住所地に店が見つからない。閉店したのかと首をひねりながら、第2候補としていた広島風お好み焼きの「みっちゃん総本店 八丁堀店」へ。が、こちらは予想していたとはいえ、なかなかの行列。あまり並ぶ気にもなれず、みちみち見かけた「餃子屋 龍」という餃子メインの居酒屋へ。居酒屋ならではの喧騒はあったが、リーズナブルでボリュームがあり、まずまず満腹することができた。ホテルに帰り就寝。


8/7(月)


早朝、広島を通過した台風の影響で、朝から強めの雨。とはいえ出かけられないほどではないと判断し、ホテルから徒歩すぐの「広島平和記念資料館」へ。台風のなか、かつ開館して30分という時間にもかかわらず多数の人で込み合う。

この場所には、小学生低学年のころ訪れているが、被爆直後の様子を現した等身大の人形をはじめ、いくつかの展示が今も鮮明に記憶に焼き付いている。今回、主に被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や資料を展示している本館が改修工事中ということで、相対的に、個別的な被害よりも全体的な被害についての資料の比重が大きくなっており、直截的に胸に迫るところは若干少なく感じたが、それでもことばを失うには余りある。

こどものころ以来の訪問で、自分がどのような感想を持つことになるのかという点にも興味を持っていたが、その結果は一言で言うなら――隔世の感。それは資料館に訪れている多くの外国人、あるいは年配の方やこどもたちの態度。前回は、なんとも重苦しく皆が息をひそめるように、痛みをこらえるように館内を巡っていたように見受けられたが、今回は、なんというか、どこか遠い世界の出来事を見ているかのような人が多かった気がした。自分たちがこどものころには、当たり前のように周りに戦争体験者がいて、ある意味戦争が身近なものだったが、そういう人たちも次々と亡くなり、大戦のリアリティが遠のいたように感じた(上の世代はさらに違った感慨があると思う)。歳歳年年人同じからず、それは当然のことなんだけど、それでも感傷的な気分にもなる。

そんなことを考えながら結局少なくない時間を過ごし、資料館から外に出ると、晴れ間も見え始めている。「平和記念公園」を北へ進み、「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」に立ち寄った後、「原爆ドーム」へ。

原爆ドーム

遠巻きに眺めた記憶はあるものの、間近で見たのは初めて。その威容はたしかにシンボリックなものだと感じると同時に、個人的には資料館の展示物ほどの迫力は感じなかった。ただ、当然、実際に焼け残りを見ていた被爆者のなかにはまったく違う感想を持つ人も多いのだろう(撤去してほしいとの意見も多かったとも聞く)。いずれにせよ一種のイコンであることは間違いない。

「原爆ドーム」を後にし、「ひろしま美術館」へ。当初予定にはなかったが、台風の影響により予定を変更し、向かうことに。まずは常設展。館内はかなり空いており、ゆっくり鑑賞できてうれしい。もっとも感銘をうけたのはヴラマンク。初めて見たが、これほどの迫力だとは思わなかった。いつか佐伯の作品といっしょに飾りたい。……無理か。ひととおり見た後、特別展の『絵本のひきだし 林明子原画展』へ。

名前ではピンときていなかったが、中に入ってみると、小さいころ読んだことのある絵本ばかり。懐かしいという気持ちと同時に、いつも原画展で感じるナマの絵の繊細さに惚れ惚れしながら鑑賞。満足し、いったんホテルに帰る。

夕食は広島風お好み焼きにすることにし、「薬研堀 八昌」に向かったところ、残念ながらお休み。そこで前日断念した「みっちゃん総本店 八丁堀店」に向かい、開店から30分程度で店に着いたところ、昨日に勝るとも劣らない行列。覚悟を決めて並んだが、30分~1時間ほどで入店。聞いていたとおりの相席に通され、注文して待つこと10分程度。お好み焼きが運ばれてくる。口にすると、丁寧に作られているのがよく判る。が、関西風に慣れた口には、層が分離しヴォリューム(容積的な意味)が大きく、正直食べづらい。さらに個人的好みからすると、ソースも甘めで大満足とはいかなかった。が、周りの人は美味しい美味しいと食べていたし、自分としても別の店で再度試してみたいという気持ちにはなった。

夕食後、ホテルに帰ると、SUPのガイドさんから明日決行との連絡があり、翌日に備え就寝。


8/8(火)


起床。空を見上げると、台風の影響はほぼ感じられず。ホテルを出発し、SUPに向かう。今回は、本土から宮島への往復コースということで、本土側の浜近くに集合。ラッシュガードと水着に着替え、ガイドさんと顔合わせ。風があるかもという話だったが、それもない模様。軽く説明を受け、身体を動かした後、漕ぎ出す。

カヤックはガイドさんが1人乗り、こちらが2人乗り。海は実に穏やか。水の上は、もう少し風があるかと思っていたが、それもなく暑い。予定より早い感じで、中継地点の宮島の浜に上陸し、休憩がてら、ガイドさんから宮島の歴史・自然・生活などについて話を聞く。実に興味深く、感想としては、とにかく『自然をだいじに』。

ひとしきり休んでから出発。この日、厳島神社では、管絃祭という船を出す祭りがあったんだが、邪魔をしなければ、カヤックや観光船などで近くから見ることも可能だとのこと。午前中は準備期間で、ハイライトは夜ということだが、すでに船も浮かんでいる。それを間近に眺めながら、大鳥居の下をくぐり、神社近くの浜に再上陸。

ガイドさんがもみじ饅頭をおごってくださるとのことなので、ありがたくいただく。濡れた状態でも入れる店を探してくださり、焼きたてのもみじ饅頭を食したんだが、これがメチャクチャ美味い。焼きたてでこんなに違うのかとたいへんな驚きだった。揚げもみじもオススメされてたので、これも美味いのだろう。食べる機会を逸したのが悔やまれる……。

もう少しゆっくりしたいところだったが、帰りの時間も迫っていたため、再出発。いちおうの折り返し地点に着いたところで、ガイドさんから帰りのフェリー代を出すとのご提案。カヤックで本土側まで帰ると、また、2艘島側まで持ってくる必要があるとのことだったので、フェリー代をいただきここで解散。

フェリーに揺られ本土に帰り着き、着替えて走り出す。途中、タカキベーカリーがレストランを出しているというガイドさんオススメの小谷S.A.で昼食を摂る。その後、かなりな渋滞で帰宅時間が危ぶまれたが、それほど致命的なことにはならずに帰り着くことができた。


総括


今回の旅も無事終了。台風というハプニングはありながらも、考えていた旅程をすべてこなせたのは僥倖。残念だったのは『食』。広島はいろいろなものがあると考えていたのに、立ち回りが悪かったせいもあるんだろうが、十分な結果を残せなかった(1番美味しかったのが、米子の回転寿司「すし弁慶 道笑町店」だもんなあ)。そして、あらためて感じたのはやはりレクを2つ入れたいということ(行程にもよるのかもしれないが)。身体を動かすと旅にメリハリがつく気がする。いろんなレクをこなして、目新しいものが減って四苦八苦しているところはあるんだが、幸い、登山が1つ枠を埋めてくれているので、これからも探していきたい(いっそ毎日レクというのもアリかもな……)。

気が早いが、次回の旅について。西日本は地域的にはかなり行き尽くし、まったく白紙の地域は、関東、東北、そして北海道となり、北海道上陸の機運も高まりつつあるように感じる。また、関東は『どう旅』においてはあまり魅力を出すうことが難しいかと思っていたが、北関東なら山やレクの選択肢の幅もありそうで、意外となくはないのかなとも思う。まあまだ来年のことなので、これからじっくり考えたい。

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